松の盆栽みたいな仕上がりになってしまったが(汗)、
我が家のサボテンをスケッチしたもの。
友人が今のところへの引越し祝いにとプレゼントしてくれたもので、
使ったパステルも別の友達からのプレゼント・・・感謝感謝・・・。
このサボテン、小洒落た小さな鉢植えに収まったフォルムがなんとも可愛らしく、
月に一回くらいの水やりで生存してくれるありがたさに加えて
すご〜くゆっくり、瑞々しい新葉を形成し、
その発見とフォルムの変化する美しさを、
日々見つめながら小さく喜んだりしている。
先日、同じ種類のサボテンが近所の家の軒先に、大きなプランターに植えられているのを発見。
ちゃんと観察しなければ分からないくらい別物に見えたそのサボテンは、正直言って
大きくなりすぎてむしろグロテスクであった。
立ち止まって観察しながら、初めて
「サボテンの鉢を大きくするか問題」
というのがこの世にあること(というか私の中に生じたこと)に気づく。
私のサボテンは、本当はもっともっと大きく成長したいのではないだろうか。
私は彼(もしくは彼女)のポテンシャルを狭めているだろうのか。
「あなたはそのままの大きさで十分素敵なんだよ」と念じて忍ぶべきだろうか、
それとも鉢を大きくし、好みでないグロテスクな成長に導くべきであろうか・・・。
そしてまた歩き出しながら
盆栽の成り立ちとか、
かつて問題になった中国の纏足(てんそく)少女らのことだとか、
金魚鉢の金魚にまで想いを馳せ、
自分自身の鉢植えはどのサイズが適切なのだろうかとか
そんなことにまで考えが及んで、
まだまだ答えが出せないでいる。