8月も後半に近づき、今週から学校が始まったり、仕事が再開したりしているのでしょうか。
一瞬秋めいた空気になったのは山中湖だけではなかったみたいですが、我が家では8月20日にさっそくストーブが焚かれ、さすがに笑ってしまいました。今日はまた暑いです。
山中湖には、パソコンやプリンタも運んでそれなりに仕事らしいことをしようと思っていたのですが、ネットがつながらないことを言い訳に、結局あまりしていません。
今は朝晩のバイトの合間に2匹の犬のお世話や散歩と、ハンモックに寝転んで読書という名の時々お昼寝くらい。買い物も行かないし、友人にも数回しか会いにいってないし、お化粧もほとんどやめています。働き盛りと言われる30代で、すでに隠居のような日々。苦笑 適度に仕事があり(職場の皆さんが本当に働き者で優しくて...!)、身体を休めながら自然の美しさに浸る瞬間があれば、都会生活で気になっていたいろんなこと、紫外線とかアクセサリーとか服装とか評判とか、本当にどうでも良くなる。何よりも、2匹ののんびりした犬たちがほのぼのと日向ぼっこに日長一日費やし、たまの散歩でワクワクして、たいした不満もなさそうにしているのを見ると、人間だって別に満足していいんじゃないかって、そう思いたくなる・・・。
なんというか、人間的にああしてみたり、こうしてみたり、いろんな策略で頑張ってみようと思うその目の前で、犬たちが草むらで糞をして、恥ずかしさと証拠隠し(?)に後ろ足で土をかぶせ(うまく行かないことがほとんどにしても)、その土についているたくさんの微生物たちが、きっと嫌々ではなく食べ物としてその糞にたかって分解して、豊かな土に返していくシステムを目の当たりにするときとか、草むらを楽しそうに歩き回る犬たちの体についたひっつき虫(種子)を、まんまと別の場所で取り除いてあげている瞬間に、人間の計画や策略なんてと、思わずにはいられない。
今日も昨日もその前も、地面に落ちる木漏れ日があまりにもきれいで、それが遠く遠くの太陽と、ちょっと上の雲と、目に見えない風と、周辺の木々が織りなすものかと実感すると、もう本当になにもできなくなるというか、しなくていいような気になる。
だからかどうか知らないけれど、考えなくてはいけない夢も現実もほったらかしにして、今は自分の未来がどうなっていくのかすら、他人事のように見つめてみたい。