大どんでん展開!(長いです)

送られてきた写真。この白いマークに、この泣き面は!!
送られてきた写真。この白いマークに、この泣き面は!!

 

な、な、なんと!

 

ミーが、見つかりました!!

 

11月に山中湖で失踪した、愛猫のミーが!!

 

なんと!その日のうちに保護されました!!

 

なんとなんと!!無事に帰ってきました!!!

 

なんとなんとなんと、その日のうちに無事、再会を果たしました!!!!

 

 

ご心配くださった皆さん、本当に、本当に、ありがとうございました(号泣)!!!!!

 

 

 

それはそれは、忘れられない4月16日となりました・・・。

 

怒濤の一日、というか午後でした・・・。

 

 

4月16日、金曜日。

 

実は、14日から16日で横浜から相模原の家に帰っていました。

15日は、山中湖にも行っていました。その日も、ミーが失踪した山の周辺を車で探したりしていました。

 

16日の午後4時頃、ドアtoドアで3時間かかる横浜の家に戻ると、一件の留守番電話に気付きました。お相手は、富士急事務所。山中湖周辺の土地や別荘を管理する会社です。

 

その1,2週間前、山中湖の図書館から「猫ちゃんのポスター、もうそろそろいいですか?」と連絡があったので(もし邪魔じゃなければ、もう少し・・・と食い下がり)、今回もきっとそんな電話なんだろうなと思い、かけ直したら・・・

 

「それらしい猫が事務所の近くの家にいたので、うちのスタッフが写真を撮りました」

私「結構黒猫の情報はあったので、別の猫かも・・・。どの辺ですか?」

「一匹黒猫がいる家はあるのですが、この子はそれとは違って、野良っぽくて、胸元に白いマークがあったので・・・」

 

胸に白いマーク!!!

 

今までで一番、期待に胸が膨らみしました。

 

地元だけあって、富士急と言えど連絡くれたのは一学年下の女の子。そのお姉さんの同級の私の姉(in オーストラリア)を経由して(←笑)届いた写真(上)は、見まがいようもなく、私が探しに探していた、ミーちゃんでした(号泣)!!

 

胸元のJのようなマーク。黒猫と言っても少し茶色っぽい毛色と、何よりも、この泣き顔!!エサをもらっていた場所らしく、警戒心もなく正面からばっちりちゃっかり写っちゃってる様子も、確実に、120%ミーでした。

 

それからの展開がまた凄まじかったです。

 

私は、餌付けしてくれているなら、数日休みを作って自分で捕まえにいこうと思いました。でも私が探しているというのが相手の方にも伝わったらしく、その時点で車の中に保護して下さいました。

 

保護されたと聞いて、「え、どうしよう?私すぐ行けないし!」と思ったけど、以前失踪させた際コンタクトをとっていた保護活動をされているねこねっと山中湖さんにメールを送ったら、すぐに電話が。事情を説明したら、本当にすぐその足で動いてくださり、車の中からキャリーに無事ミーちゃんを保護してくださいました。猫は車が嫌いで、逃げやすいので、大変なんですよ〜。翌日腕が筋肉痛になったけど無事に保護できたからよかったです〜と言っていただきました(感謝/涙)。

 

ねこねっと山中湖の保科さんが撮って送って下さった、保護時のミーちゃん
ねこねっと山中湖の保科さんが撮って送って下さった、保護時のミーちゃん

さて、この時点で時は夕方。6時くらいでしょうか。

 

山中湖の家に戻すのは、ミーが知らない場所だからあまり勧めない、できれば今日中に相模原の家に戻すのがベスト、とねこねっとの保科さん。棚澤さん、今横浜なんですか!?!みたいなやり取りの中、どうしようどうしようと横浜の狭い自宅内をウロウロ・・・。ミー発見を聞いたときには、翌日にでも山中湖に行こうと思っていたのだけど、まさかこんなに展開が早いなんて!

 

保科さんの車にずっと置いててもらう訳にもいかず、なんとか早めに我が家に帰したい!でも、山中湖から相模原の家までは、車でちょうど一時間。相模原にいる肝心の母親はなぜか全く電話に出てくれず(涙)、ちょうど山中湖に戻ったばかりだった父親に電話をかけたときに「そうだ!」とひらめいた!

 

「お父さん、すっっごい悪いんだけどミーちゃんを連れて、相模原の方向に走ってくれない?母親と電話が繋がったら、母を向かわせるから、途中で受け渡して!」

 

山中湖と相模原を横浜から遠隔操作する、何かの捜索本部のような無茶ぶり。

 

もちろん父としては大迷惑。

でもこの状況、もうそれしかないんで!なんとか頼み倒して、ミーちゃんは保科さんから父の手に。

 

途中で母親に電話が繋がったのですが、結局父親はそのまま相模原まで戻ることにしたらしく、ミーは無事、我が家に帰ってきました。

 

「ご両親にもあまり慣れてないなら、棚澤さんがいた方がいい」と言われたこともあり、どうせ帰るなら今日も明日も同じじゃないか、むしろ一刻も早く会いたいと、再び3時間かけて帰宅した同日夜10時半、無事にミーちゃんに再会できたのでした・・・(涙涙)。

 

ミーは家に帰ってきてからも、私が帰るまでキャリーの中に入れられていました。犬のさんちゃんの近くに置かれて、もしかしたら匂いで何か記憶を取り戻していたかもしれません。

 

私が檻をのぞくと、頭を奥にして座るミーが。「ミーちゃん!」呼ぶと振り返って「ミャー!」「ミーちゃん」「ミャー!」「ミーちゃん」「ミャー!」

 

わかるの?わかるのかな?

 

感謝感激の再会でした。

 

また逃げられては大変なので、扉が閉まる部屋で解放すると、ゆっくりと出てきてキョロキョロと辺りを見回し、なんとなく、興奮したような、「ここ、知ってる!」と周囲を確認するような様子で鼻をクンクンさせながら動き回っていました。

 

その後少しご飯を食べ、まだ野生の感覚が残るのか、押し入れに入ってしばらく隠れたりしていました(写真はその時の様子)。

 

落ち着いてきたら他の部屋も動き回れるようにしてあげて、私は犬と散歩に行ったり、お風呂に入ったり、1時間くらいそっとしてあげました。

 

戻ってきたらやっぱり押し入れの奥に隠れていたけど、呼んだら自分から出てきて、なんとその日のうちに、私の腕の中で眠ってくれました(感激!!!)。

 

何よりも嬉しかったのは、ミーが私や家をよく覚えていたこと。そして、私のことを恨んでいなかったこと・・・。嬉しい、懐かしい、ホッとした・・・そんな感覚が、彼自身にも沸き起こっていたようでした。

 

割とすぐ、元の家ネコに
割とすぐ、元の家ネコに

 

横浜での仕事は、多少の調整で助けていただけたので、ミーが落ち着くまで、数日休みを延長してゆっくりすることにしました。

 

もっと野良っぽくなってるかと思ったら、少し痩せたくらいで毛艶もよく、よく山中湖の寒い冬を乗り越えて生きていてくれたと感心しました。

 

19日の月曜日に山中湖に戻り、色んな方にお礼をして周りました。エサを与えてくださっていたのは、猫大好きな優しい70代くらいのご夫婦でした。ミーがいたという外の場所を見せてもらうと、蓋付きの発泡スチロールをくりぬいて作った小屋がいくつかあり、その中の1つで温かく暮らしていたことがわかりました。家の中にも5匹の保護猫を飼っているとのことでした。

 

他の野良猫は食べるとどっか行くんだけど、この子はずっとここにいた。鳴き声が可愛くて、よく食べて、この子は他の子以上に思い入れがあった。いつから?と聞くと、冬の間ずっといた、とのこと・・・。

 

そのおばあさんは、ミーが我が家に帰ってきてくつろぐ動画を見せると、「あぁ良かった・・・!」と涙をポロポロこぼして喜んで下さり、富士急さんからもらった、印刷されたミーの写真を記念にあげたら、「そうそう、この泣き顔、この顔!」と切なそうに、嬉しそうに受け取ってくれました。

 

人のペットなんて、そこまで情が沸かなくて当然なのですが、この方は私と同じくらいにミーの個性を知って下さり、愛して下さっていたのだなぁと、心が温かくなりました。

 

 

今はすっかり以前のように、ベッドの上でとろけまくり、いつもの場所でご飯をねだり、いつもの所に用を足しにいっています。これだけしっかり覚えていると、その分、この5ヶ月が申し訳なかったとどうしても思うのですが、そんなことも彼はすっかり許してくれているようです。

 

 

5ヶ月と一週間かかりましたが、私はそれ以上かかっても、諦めるつもりはありませんでした。他の誰が忘れたって、私は探し続ける責任があると思いましたから・・・。

 

動物に限らず、同じように誰かや何かを探している方に、諦めなければこんな素敵なこともありますと、今は伝えたいです。私が聞いていた(周囲の)失踪猫の前例は、見つかるまで最長で1ヶ月だったので、ミーは大幅に、今後誰かの希望を更新したのかもしれません。

 

ねこねっと山中湖さんには、これからも私なりの支援でお礼をしていきたいと思います。

この一件で知り合うことになった素敵な方々とも、今後も繋がっていけたらと思います。

 

 

このブログを通しても、色々な方に心配していただきました。

 

本当に本当に、ありがとうございました。

 

心配かけたニャン
心配かけたニャン

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