先日自宅のデスクで仕事をしていて、ふと見たらすごい自分らしい姿が映っていたので思わずパシャリしたのが上の写真。
窓に向かって配置している、父協力のもとDIYされた横長デスクの左寄りにパソコン、右半分は絵を描くスペースにしているのですが、これは地域のとある小冊子用にイラストを描いていた時のこと。
写真を見ると、デスクトップのiMacの前にMacBook Proというのはちょっと謎に思われるかもだけど、長年連れ添ったiMacはもう8年物のおばあちゃん選手。昨年くらいから調子が悪い時もあって騙し騙し、あやかしあやかし使っているのですが(本当にさすって言葉かけたりする、「がんばって〜」とか「ありがと〜」とか笑)、この時はダウンしていて、そういうときは訳あって中古で買った同年代物の(あまり使っていないので動きは軽い)MacBook Proで代用しています。こちらに資料画像を映し出し、音楽をかけたりして作業していたら、暗くなったモニターに映った姿が、デジタルな風景にアナログ(手描き)な自分を映し出していたので、面白いなと思って記念に撮りました。
比率的にも、今の私の仕事、デジタルとアナログがちょうど半分半分かも。
それで、その案配が飽きがこなくてちょうどいいです。
それぞれに私なりの自己投資課題があるのですが。
パソコンは、いい加減新しいのに変えないとおばあちゃんiMacに急に別れを告げられそうで怖いです。
実は6月頃一度最新のiMac(カラフルなシリーズの)購入までしたのに、翌朝起きてすぐ、「今じゃないかも」と心がざわついたのですぐにキャンセルしました。
パソコンとかって、進化してくれるのはいいけど、企業の売りたい都合の方が大きくて、こちらのニーズ無視されてるな〜って思うことがある。だって、パソコン新しくしたら、多分今使ってるプリンター2台(A3用とスキャナー用)も互換性が合わなくなって買い替えなきゃならない気がするし、デザインソフトも新しく月額購入しなきゃならない(そこはデザイナーだからいい加減と言われそうだけど、今の入れっぱなしのバージョンでも全然遜色ないんですよー!)ので、なかなかこの大きな一歩が踏み出せずにいます。
あと、Illustratorとはすっかり気の知れた仲になったというのに、同じAdobeのPhotoshopはちっとも仲良くなってくれない。私から歩み寄ろうとしても、向こうからは拒まれてる感じ(涙)。なのでいつかちゃんとPhotoshopのスクールも通いたいなと思っています。
アナログ(手描き)の方は、実は今回初めて、憧れの(!)日本画に使われる顔彩(がんさい)と呼ばれる絵の具で絵を描いて、まだ全然使いこなせていないんだけど、初めての感覚にとってもわくわくしました。
顔彩絵の具は、水彩絵の具に比べると筆にもったりとからみついて、色がもう少し紙の表面に残る感覚(粒子が水彩絵の具より大きいのかな?)。
水彩画はまだまだ苦手意識が高いのですが、水彩よりはもう少し仲良くなれそうな予感がして、日本画に憧れる私としては、ちょっとだけ嬉しくなりました。
それで、そんな感覚が起こってしまったので、いつだか50歳になったら日本画を始めたいとか書いた気がするけど、そんなこと言ってないですぐにでも教室通おうかな〜なんて思い始めています。
そもそも、ちゃんと学んでないのにいきなり仕事に実践している辺り、非常識だと自分でも思います。でも、もうやっちゃったから批判は甘んじてお受けします。
最近はこのデジタルとアナログの行き来が要領よくなってしまい、ちょっと前だったら100%原画で構成しきってからスキャンして取り込んでいたものを、最近はパーツごとに取り込んで、パソコン上で構成したりするようにもなりました。もっとひどくなると、最近はアナログな線をパソコン上で引いて再現してしまったりもしています。効率はいいんだけど、なんだか物わかりのいい大人になってしまった感じ。でも、これも必然的な進歩なのかな・・・。そんな中で、たまに誰のためでもない純粋な作品が現れたりすると、やっぱり嬉しくて気分転換になります。それでまたお仕事の方もがんばれたり。このバランス、大切にしたいです。
今回チラ見せした手描きのお仕事の成果は、9月頃形になるのかな?
どうぞお楽しみに。