最近仕事の合間に出てきた遊びの一枚(↑)。
ティム・バートン監督、ユアン・マクレガー主演の「BIG FISH」という映画を、アメリカにいた時劇場で観たような、イギリスに遊びに行った時兄とDVDで観たような。とにかく字幕なしの英語で観たから、留学生当時の理解度は6割くらいだったように思います。
ティム・バートン監督の独特の世界観満載で印象的なシーンが多く、不思議な余韻で何がなんだかさっぱり分からないまま過ぎた3日後くらいにふと、「あ、あの作品が言いたかったことはそういうことか!」と天から納得が落ちてきたような経験をしました。
その納得がなんであったかすらもう明確には表現できないけれど(笑)、印象的な体験すぎてその後もずっと気になる作品の一つになっていました。のが、最近。図らずもこの絵(↑)が出てきたので、やっぱりもう一度字幕付きで観たい!とアマゾンプライムでポチりました。
あの時納得した解釈とはメッセージがまた少し違ったような気がするけど、確かに日常で起こる現実とファンタジーの境目って案外こういうことなのかなとか(ちょっと「フォレスト・ガンプ」にも通じる)、私たちって、信じたいことを信じたいように信じてるのが大なり小ありあって、それをオーバーだけど温かく描いたのがこの作品なのかなと思います。他人から見ると攻撃したくなるようなことでも、真実のあり方は人それぞれと感じさせられる新鮮な視点が描かれています。
・・・と、こんなことに思いを巡らせながら途中でお散歩に出たら、私の解釈が1回目と2回目で違ったこととも通じるなぁとふと思ったりしました!明確には思い出せないけど、1回目に感じたあの納得はなかなかの感動体験で、多分英語が理解しきれないせいで誤解と共にした解釈は、あれはあれで私自身には真実で、良い物語でした。今回は字幕ありでより本当の物語を観たわけだけど、そしてそれも全然悪くなかったのだけど、私たちって案外そうやってずれた中でもなんとか解釈を生み出しながら、うまいこと生きているものなのかもしれないと改めて思わされました。こんなに考えさせられるなんて、やっぱりすごい映画・・・!私が観たものの中で個人的にはティム・バートン監督の最高傑作!よかったら観てみてくださいね:)