パイナップル大福、キウイ大福、みかん大福に続いて、一番大事なたんの和菓子店さんのイチゴ大福ポスターを作ってるのだけど、今までで一番難しい！
何枚描いても全然ダメで、しかも大きい紙に描くから画材消耗するし、そうなるとますます度胸がなくなるというか、失敗に対する恐れが膨らんで余計に勢いのあるいい絵が描けなくなる。悪循環。
そうは言ってもなんとか一番よく描けたもので、悪くはないけどちょっと気になるんだよな〜、みたいな、見すぎて判断がつかなくなってしまったものを一度投げたら、「いまいちかなー」っていう正直な感想！ハイ、もうその一言を求めていました！「悪くはないんだけど、今までのが良すぎて・・・」と、やっぱりものがよく見える人だなーと思いました。毎回はっきり意見言ってくれるからこっちも深読みすることもなく、そうだよね！悔しいけど絶対頑張ってやる！って気持ちになれます。本当に今のクライアントは皆さんいろんな角度から私に挑戦してくれるし、それは信用してくれているからでもあって、どの案件も本当に成長させてもらっていると実感しています。
いちご大福は一番期間が長いから、もし納得できない仕上がりだったら、それをずっと見なきゃいけないのも苦痛だし、何枚紙を無駄にしても、絵の具を使い切っても、絶対いいもの作ってやる！って今日また拳を握り締めました（心で）。
上の絵は３年前のもので、その時も別の依頼品が全然出てきてくれなくて、ボツにした紙の一部をコラージュして作った遊び（逃避）の一枚。３歳児が作りそうな絵を狙ってみたけど、果実の上のちゃんとした位置にヘタが付いてたり、やっぱり大人の理性が見え隠れしていますね。
固定観念とか恐怖とか手放すのが一番難しい。