昨日まで3週間、マレーシア在住の一番上の姉が単身帰国していたのですが、来ると同時に梅雨入りし、帰ると同時に梅雨明けしたかのような(しかもマレーシア戻ったら雨だって笑笑)、愉快な(?)時間をいっぱい過ごしました。
4年半ぶりに姉が帰ってきたこともあり、3年前から祖父母が眠る共同墓地の場所を知っておきたいと、生まれ故郷の愛知に両親+姉+私で出かけました。
場所は名古屋から小一時間北西の祖父江(そぶえ)という小さな田舎町。当時は田んぼと機織り工場ばかりで、昼にはカッタンコットン、夜にはゲロゲロと蛙の鳴き声が響く素朴な場所だったそう。今は田んぼだったところに太陽光パネルが多く設置され、アパートも立ち並んで、過疎化してると思っていた私にはある意味意外な驚きでした。
生まれ故郷といっても私は0歳から一年いたかどうかなので記憶は皆無なのですが(家族としては5年)、私たち家族を多くの方達(当時父が働いていた教会の方々)が温かく迎えてくださり、全く知らない何人もの方に「英恵ちゃん?」と親しく呼んでいただいたのは不思議な、嬉しい感覚でした。文字にしたらわからない程度の言葉のイントネーションが耳に優しく、母のいくつかの発音はここで得たものなのだと気づいたりしました。私たちが寝ていた部屋も見たのだけど、今ではカメラを向けたら何か映りそうな昭和の廃墟感あり・・・心の中でシャッターを押すに留めました。こういうところから両親は私たちを育てあげてくれたんですね・・・。
祖父江に2泊した後は、岐阜城→明治村(両親の新婚旅行先の一つ)→中央道で帰ったのだけど、実は岐阜(北方市)にもほんのちょっとだけ住んでいたことがあり、うっすらとご縁がある土地なのです。岐阜城は存在すら知らなかったけど、当時はここも要地の一つだったのだな〜、織田信長ってすごい人だったのだな〜と勉強になりました。明治村は明治時代の建物を移築して作ったテーマパークで、私たちはちょっと時間なかったけど、建築好きな人には結構おすすめできます(広いから丸一日必要)。
ちょっと逸れるけど、実は愛知と岐阜以外にも北海道にもちらと住んでいたので(愛知→ヨーロッパ(4カ国に10ヶ月間)→岐阜→北海道→山中湖(4歳でやっと定住))、この流れでいつか北海道でもルーツの旅ができるといいな笑(私の記憶は北海道始まり)。ややこしくて、ヨーロッパと岐阜は順番逆かもとか、今回も車の中で親に聞いて忘れないうちに書こうと思ったのに、やっぱりわけわかんなくなっちゃった。笑