今年はどの桜を見てもかつてないくらい美しく感じて、人生で一番お花見を楽しんだように思います。これまで自分には何のフィルターがかかってたのかなと思うくらい、今年は桜が輝いて見えました。こんなに生きてきたのに今この感覚は、不思議。
毎年のことだけど、桜が咲く頃に雨も多く、今年はとっても可愛いと感じていたのでお願い散らないで〜と念じていたら、逆にすごく長く持って楽しませてくれました(私の力ではないけど)。3月下旬、このブログでも数回登場済みのアメリカ在住の友人・ゆみこも泊まりに来て、無事お花見ができてすごく喜んでもらえました。
行った場所は、ずーっと気になりながら行けたことがなかった横浜の大岡川プロムナード(約4kmに及ぶお花見並木)。ゆみこが到着したその日の早朝は雨も降り寒かったのに、お昼過ぎて移動中に陽が差し始め、電車を降りた頃には青空が!桜は満開をちょっとすぎたくらいで、平日のため人出もほどほど、川沿いの長い遊歩道は場所によっては屋台あり、途中カフェで休んだり、夜は提灯が愛らしく灯り・・・。夕方、誕生日をお祝いしてくれた友人も合流して川岸の簡易屋台(椅子とテーブルがある)でジャガバターと焼きそばとビールを買って乾杯!屋形船がいくつか流れてきて、来年はあれに乗ろうねと約束したりしました。最終的には野毛(桜木町)まで歩いたから(お店でゆっくり乾杯)、相当な距離だったけど、本当に満喫した一日でした。
これでもう十分と思っていたのに、この週末、2泊3日の松本出張(とは大袈裟な、遊びのようなワーケーション第2弾・温泉付き)でも、見事すぎる枝垂れ桜にこの春最大の大トリをとっていただきました。松本は桜がちょうど見頃で、あちこちにピンクが色付き、それを追うように新緑が芽吹き始めていました。
桜って少し憎くて、とても美しいと思って写真を撮ろうとすると、カメラ越しでは全然その良さを表現してくれません。プライドなのか無垢なのか、とにかくその瞬間、ただ目で収めて欲しいと訴えかけてくるようなこの花が、昔から格別に愛される理由は現代になってもとてもよくわかるなと、カメラを向けては落胆し、つくづく思い知ったのでした。
・・・でも少しは記念に載せてしまいますね。