おせっかいは、難しい。
おせっかいは、技術であり、性質であり、役割であり……、私はその全てにおいて持ち合わせている気がしない。
世の中的には、おせっかいはあまりいい言葉ではない気がする。またの名を「ありがた迷惑」とも呼び、よく言ったものだと思う。
おせっかいを焼かれて嫌な気持ちをしたこともあるし、迷惑で図々しい侵略行為のように感じることもある。そんなことばかり印象が強くて、私は自分がおせっかいを閃いてもついストップをかけてしまう。
そのせいか、私はおせっかいに憧れている。自分ではうまく出来ないことであるから。
おせっかいは、瞬発力である。あまり頭では考えない。頭で考えないからこそ配慮に欠けてしまうこともあるのだが、おせっかいはそれ以上に、心で動く。
おせっかいは、人や物事を放って置けない性質。
親心、たくましさ、図太さ、ザ・人間。
愛であり、共同体維持装置。
おせっかいは、かっこいい。
(12月28日筆・20分)
zuihitsu・・・前日自分に課したキーワードをお題に、最低400字(原稿用紙1枚)で書く練習をしているものの一部出し